今回は、生命保険についてお話ししてみたいと思います。
相続対策の3本柱というと、
①節税対策、②納税資金対策、③分割対策の3つが挙げられるのはご存知かと思いますが、
生命保険はこの3つともに対して使うことのできる誠にありがたいものなのです。
簡単にその特徴をご紹介しましょう。
まず非課税枠(法定相続人の数×500万円)があって、この枠を課税対象からはずすことができます。(相続財産の圧縮)
次に現金の受取りが早いので、納税資金や病院代・葬儀代などに充てやすいということ、つまりこれは相続人にとって期限のある支払いがあるときに非常に心強いものとなります。
そして生命保険は最初から受け取る方が決まっていますので、遺産分割協議(話し合い)の対象からはずせるということが非常に大きいと思います。
これが、3つの柱すべてに対応しているといわれる所以であります。
皆さんも、おそらく何かしらの保険に入っているとは思います。
でも、その入っている保険のことについて考えてみたこと、また、見直してみたことはあるでしょうか?
以外と少ないのではないでしょうか?
例えば保険に加入したのは10年以上前だったり、加入している保険の契約内容が分からなくなっていたりしませんでしょうか?
保険はその契約形態によって課税される税金も違ってきます。
誰が契約者(保険料負担者)で誰が被保険者で、誰が受取人なのか、この契約パターンにより課税される税金が相続税だったり、所得税・住民税だったりするわけです。
場合によっては贈与税が発生してしまい、税負担が重くなってしまうこともあり得ますので、ご注意下さい。
保険に入っていない方にも色々な理由があると思います。
まず「きっかけが無かった」とか、「年齢的に入れない」と諦めていたり、保険のことがわからず「何を相談していいのか分からない」といった声が聞かれます。
以上のような方は一度、保険の見直しや保険の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
相続対策において一つの良い方法であることはまちがいないと思います。
最近の新聞紙上で見かける保険の広告の見出しを書き出してみるとこんな感じです。
・85歳まで申し込みOK!家族に残せる保険金!!
・万一のときの費用を手頃に準備!
・少ない負担でまとまった金額を備えられる!
・将来に備え貯蓄機能もある生涯保障保険!
等々
40代から80代までを対象とした生命保険商品の謳い文句は多種多様を極めております。
今や80代であっても入れる生命保険は普通に用意されています。年齢的に諦める必要も無いわけです。
今回は、相続対策を考えるときの一つの方法として、保険を話題にしてみました。まちの専門家グループにも保険に関する専門家がいます。
いつも皆さまからのご相談をお待ちしております。いつでも、お気軽に声をお掛けくださいませ。
投稿者プロフィール
- 経験豊富なアドバイザーがお客さま一人一人の専属担当となり、問題解決のために必要となるプロジェクトチームを編成。お客様と専門家をワンストップでつなぎます。独自の専門家ネットワークで、ファイナンシャルプランニング設計をはじめ、複合的なご相談の窓口としてご利用いただけます。
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