労務問題の相談を多く受けていると、
労使間でトラブルになるのは休職や復職時に多いということに気づきます。
体調が思わしくなく、不安であるというのも要因の一つですが、
そのようなトラブルを避けるために会社としてはどのように対処するのがよいでしょう
か?
休職・復職時のトラブルを防止するためには
「社内ルールをきちんと定めておく」ことが大切です。
休職や復職については、社内ルールがきちんと明確に定められておらず、
その都度、その都度、担当者がケースバイケースで対応している会社が多くあります。
ケースバイケースである意味、柔軟な対応をしているように思えるのですが、
ここがトラブルの元であることが多いようです。
メンタルヘルス疾患に関わらず、体調が悪いとき人は不安になりがちです。
仮に会社の統一したルールがない場合、体調が悪い時に会社へルールを尋ねたとしても、
担当者も判断することができず、そのことが不信感につながるケースが多いのです。
さらに、「○○さんのときはこうだったのに、どうして私はこういう対応なんだろう」と、
ケースごとに対応が違うことで不満がたまりやすくなるのです。
そのような事態を避けるため、就業規則などで取り扱いを定め、
少なくとも人事部門に問い合わせがあった時は
対応が一貫しているようにしたほうが良いでしょう。
一定の決まりがあることで、毅然とした対応をとることができ、
その結果、社員からの不公平感も減り、
結果として復職がスムーズになることが多くあります。
「一定の決まり、といっても大変そうだ、どうしてよいのかわからない」、
という場合は須田労務マネジメント事務所へご相談ください。
不安をとことんお聴きしたうえで、その不安が解消されるようお手伝い致します。
投稿者プロフィール

- 社会保険労務士
- 当事務所は、従業員1名から1万名を超える上場企業まで幅広い企業様とお取引をさせていただいています。各社の企業規模や業種特性に応じて、適切かつ柔軟に対応できるのが強みです。また、経営理念として、人事・労務・社会保険業務を通じて、経営的な視点からお客様企業の(1)より良い企業風土づくり、(2)より強い企業体質づくり、(3)より業績の向上、につながるよう日夜努めています。
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